腰痛です…。どこに行けばいいの?

ブログ

世間には、体を良くするための施設が沢山あります。

しかし具体的に、どんな時にどこを利用すれば良いか?特に整体院は、どんな時に利用すればいいのかわからない方もいらっしゃるでしょう。

結論からいうと、もし体に問題が起きた時には、まずは病院へ行ってください。

そして病院での治療が終わった後に「今の体の状態に満足していない」「もっと体を良くしたい」「良い体の状態を維持したい」と考えている方であれば、ぜひ整体をご利用ください。

この記事では「私が考える施設の使い分け」と「体を良くするための施設の紹介」をご紹介しています。

自身の体に問題が起きた時の参考にして頂けたら幸いです。

【腰痛です…。どこへ行けばいいの?】

私が考える、腰痛が発生してからの施設選びの流れを解説していきます。

外傷により骨折等が疑われる腰痛の場合は、すぐに「病院」へ行ってください。外傷はないけど3日~1週間程度経っても症状が改善せず、むしろ悪化するようであればこちらも「病院」へ行ってください。

病院で治療を受け、医師が継続して治療が必要だと判断すれば、医療保険で「外来リハビリ」「整骨院」(「鍼灸院」「マッサージ」)をご利用していただき、65歳以上の方であれば介護保険で「通所リハビリ」「訪問リハビリ」をご利用ください。

医療保険下での治療は国が定めた期間があるため、期間が来たら強制的に打ち切られます。期間が過ぎても症状が残っている,引き続き体をメンテナンスしていきたいとお考えならば、保険外での「整体院」「カイロプラクティック」をご利用ください。

なかにし
なかにし

私が知る腰痛患者様の体験談ですが、病院へ行ってもほとんどの方は「痛み止めの湿布」をもらって終わりになるようです。

腰痛の場合、医師が継続して治療が必要と判断し、保険下での治療を処方することは稀な印象です。

そのため湿布や痛み止めでも治らない腰痛の場合は、病院後の施設選びが非常に重要となります。

病院後の施設選びの基準
  • 自宅から近い
  • 料金(保険利用の可否)
  • 評判がいい(口コミ・紹介)
  • 目的に合う(施術時間・施術内容・施術効果)
なかにし
なかにし

病院後の施設選びは選択肢が多いため、上記の「施設選びの基準」を参考に、施設を選んで頂ければと思います。

【体を良くするための施設を紹介】

体を良くするための施設としては「病院・外来リハビリ」「介護保険下でのリハビリ」「整骨院」「整体院」「カイロプラクティック」「鍼灸院」「マッサージ」があります。

それぞれの施設の大まかな紹介をしていきます。

〈病院・外来リハビリ〉

資格:医師を含め国家資格を有する医療従事者が在中。

保険:医療保険適応

目的:病院とは、傷病者が科学的でかつ適正な診療を受けることができる施設(医療法より引用)。医療保険により、国民が平等に最低限の治療を受けることができる。体に問題が起きた時には、まず行くべき施設。医師が必要と判断すれば、外来リハビリを利用することができる。

〈介護保険のリハビリ〉

資格:理学療法士など国家資格を有する施術者が在中。

保険:介護保険適応

目的:病院を退院した後、65歳以上の介護保険を有している方が利用できる施設。リハビリに関しては、介護老人保健施設などの施設へ通う通所リハビリとリハビリスタッフがご自宅に来てくれる訪問リハビリがあり、在宅で生活していくための身体機能の維持を目的にしている。

〈整骨院(接骨院)〉

資格:柔道整復師など国家資格を有する施術者が在中。

保険:医療保険適応

※骨折・脱臼の場合、応急手当てを除き医師の同意が必要。

※肩こり,筋肉疲労の場合は全額自己負担

目的:打撲、脱臼などを江戸時代から伝わる専門の知識と手技を使って治療する伝統医療。一般的に痛みの発症している一部に対して、短時間のマッサージや低周波治療器・電気機器・温熱療法などの機械を用いて治療する。事故後などの急性痛に効果的

〈整体院〉

資格:整体師になるための国家資格はない。

保険:保険適応外(全額自己負担)

目的:体全体のコリ・歪み・ズレなどを修正していき、体全体のバランスを整え、痛みの緩和や痛みの再発予防を目的に施術を行っている。長引く慢性痛に効果的

※整体院は無資格者でも行うことができ、かつ有資格者でも資格内容はバラバラなため、施設によって施術内容はさまざまとなっている。

〈カイロプラクティック〉

資格:カイロプラクターになるための国家資格はない。

保険:保険適応外(全額自己負担)

目的:骨格の歪み、特に背骨の異常を手技によって矯正することで神経の働きを回復する施術法。関節をバキバキと鳴らしてアジャストする手技を使う。即時性が高い

※カイロプラクティックは無資格者でも行うことができ、かつ有資格者でも資格内容はバラバラなため、施設によって施術内容はさまざまとなっている。

〈鍼灸院〉

資格:はり師・きゅう師免許の国家資格を有する施術者が在中。

保険:医療保険一部適応(対象疾病:神経痛・五十肩・リウマチ・腰痛症・頸腕症候群・頚椎捻挫後遺症)

※医療保険が適応になるためには医師の同意が必要

目的:鍼灸師とは「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」を使い全身にあるツボや筋肉に刺激を与えて治療を行う。鍼や灸を用いた施術は東洋医学に基づくもので、人間が本来持っている自然治癒力を高める効果がある。

〈マッサージ〉

資格:あん摩マッサージ指圧師の国家資格を有する施術者が在中。

保険:医療保険一部適応(対象症状:筋麻痺・筋萎縮・関節拘縮)

※医療保険が適応になるためには医師の同意が必要

目的: リラクゼーションを目的とし、硬くなった筋肉をほぐし、血流やリンパの循環を改善することで筋肉の疲労回復や機能改善が期待できるもの。指圧にて血行を促進することで痛みを和らげる。

【良い施術を受けられるかは「運」しだい】

良い施設・良い施術とめぐり合えるかは正直「運」によるところが大きいです。

病院を含めどこの施設にも、しっかり効果を出せる施術者とそうでない施術者がいます。

そのため本気で体を良くしたいならば「どの場所で施術をしてもらうか?」よりも「どの人に施術をしてもらうか?」が重要になります

医療保険下での治療は、すべての国民が平等に最低限の医療が受けられるようにしたシステムのため、利用者側から施術者を選ぶことはできません。

逆に保険外での施術は、自由度の高い対応が可能なため利用者側から施術者を選ぶことができます。

なかにし
なかにし

体に問題が起きた時は、最低限の医療は医療保険下での治療=病院・外来リハビリ・整骨院などを選択していただき、その後は利用者様の生活・経済力・社会的地位・嗜好・理想に合わせて保険外の施術=整体院などを選択していただければと思います。