
こんにちは。なかにし筋膜整体です。
この記事では、「身体の悪い循環を断ち切るため」についてお話ししたいと思います。
みなさんは、「ずっと膝が痛くて…最近は腰まで痛くなってきた…」という経験はありませんか?
実は、体のどこか一か所に痛みがあるだけでも、私たちの身体にはさまざまな影響が波及していきます。
そして、その影響が長期化すると「悪い循環」に陥りやすくなってしまいます。
【身体の悪い循環とは何か?】

身体に痛みがあると、次のような「悪い循環」が生まれてしまいます。
「痛いから動かさない → 動かさないことで体に“サビ”が溜まる → サビが溜まって動きづらくなり、さらに痛みが出やすくなる → また痛くなるので動かさない」
このように、最初はちょっとした痛みだったとしても、放っておくことで次第に全身の不調へと広がっていく可能性があるのです。
ここでいう「サビ」とは、筋肉や関節のこわばり、血流の滞りなど、身体が本来持っているスムーズな働きが損なわれている状態を指します。
動かさないことで筋肉は硬くなり、関節の動きは悪くなり、血流も滞っていきます。
その結果、老廃物がたまりやすくなり、痛みや不調が慢性化しやすくなってしまうのです。
【慢性痛の本当の怖さ】

慢性痛(長期間続く痛み)の怖さは、痛みのある部位だけにとどまらず、全身に不調が広がっていく点にあります。
たとえば右膝が痛むと、無意識に左脚へ体重をかけてかばうようになります。すると左の股関節や腰に負担がかかり、さらに姿勢の崩れや筋肉の緊張が起こります。
その結果、背中や首のこわばり、肩こり、頭痛といった二次的な不調が連鎖的に現れることも少なくありません。
一つの痛みを放置することで、全身のバランスが崩れ、慢性的な疲労感や不快感を招くことが、慢性痛の本当の怖さなのです。
【体の悪い循環を断ち切るために!】

私は、「体の悪い循環を断ち切ること」こそが、整体の大きな役割だと考えています。
整形外科などの医療機関では、基本的に痛みがある部位を中心に診察が行われます。
そして多くの場合、湿布や痛み止めの処方、安静の指導で対応が終わることも少なくありません。
もちろん、これらも重要な治療の一部です。
しかし、それだけでは「なぜその痛みが起きたのか?」という根本的な原因にまでは踏み込めないことが多いのです。
整体では、体全体のバランスや筋肉の状態、関節の可動域、姿勢、呼吸、歩き方など、さまざまな視点から体を総合的に捉えます。
当院では、「痛みが出ている場所」だけでなく、「なぜその場所に負担がかかったのか?」という背景にしっかりと目を向けています。
痛みによって生じた他の部位のこわばりや緊張、姿勢の崩れにも丁寧にアプローチしていきます。
【良い循環へと導くお手伝い】

私が整体を通して目指しているのは、体を「良い循環」へと導くことです。
理想的なのは、たとえば次のような流れです。
「痛みが楽になったから動ける → 動けるから体のサビが溜まりにくい → サビが溜まらないから痛みが出にくい → 痛みが出ないからまた動ける」
このように体が良いサイクルに入ると、自然と体は軽くなり、動きやすくなっていきます。
動けることで血流や代謝も良くなり、心身のバランスも整ってきます。
すると気持ちも前向きになり、日常生活がより快適に過ごせるようになるのです。整体はその第一歩を支える役割を果たします。
【小さな一歩が大きな変化に】

痛みがあると、「少し休めば良くなるだろう」「とりあえず安静にしておこう」と考えがちです。
しかし、そのまま時間が経つことで、知らないうちに悪い循環にはまってしまうことがあります。
だからこそ、早めの対応がとても大切です。
当院では、今ある痛みを和らげることはもちろん、「体全体のバランスを整え、これからも元気に動ける体を保つ」ためのサポートを行っています。
あなたの体が良い循環に切り替わるきっかけとなれるよう、丁寧に寄り添いながら施術いたします。
「動ける体」は「健康な体」です。
痛みを我慢せず、体のサインに耳を傾けて、良い循環への一歩を一緒に踏み出しましょう。
気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。