「筋膜のコリ」のほぐし方!

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私の整体院では、施術後に必ず自主トレーニング(セルフエクササイズ)をお願いしています。

これは、施術によって改善されたお身体の状態を、より長く維持していただくことを目的としているためです。

そのため、自主トレはできるだけ「正しく」行っていただくことが重要です。

特に「筋膜のコリの押し方」は用法と回数を守って取り組んでいただくことで、施術の効果が持続し、根本的な問題の改善にもつながります。

この記事では、「なかにし筋膜整体」でよくご提案している「筋膜のコリのほぐし方」について、詳しくご紹介します。

結論から先に紹介させて頂きます。

筋膜のコリのほぐし方
  • 軽く・短く・頻繁に押す
  • ほぐしたあとに軽く動かす
  • ※体に意識を向けながら行う

下記に詳細を記載しましたので、ぜひご参照ください。

【筋膜のコリをほぐす方法】

筋膜のコリは、「肩こり」「腰痛」「ひざの痛み」など、さまざまな不調の原因となります。

そのため、なかにし筋膜整体で痛みの原因となる「筋膜のコリ」を特定した後は、ご自宅でも同様にその部位をほぐしていただくことが大切です。

筋膜のコリは、正しい方法で押すことで緩んでいき、痛みの根本的な原因を解消することができます。

以下に、「痛みの原因である筋膜のコリをほぐす自主トレ」のポイントをまとめました。

軽く押す

短く押す

頻繁に押す

それぞれの押し方について、詳しくは以下でご説明いたします。

【軽く押す】

筋膜のコリをほぐす際に最も大切なのは、「強く押しすぎないこと」です。

健康な筋膜であれば、軽く押した程度では痛みを感じることはありません。

しかし、筋膜のコリがある部分では、軽く触れただけでも「ズーン」と響くような独特の痛みを感じます

この「ズーン」と響く感覚のある場所が、まさに筋膜のコリが存在しているポイントです。

そこをやさしく刺激することで、痛みの原因となっているコリをほぐし、不調の改善につながります。

ただし、強く押しすぎると筋肉や皮膚を傷めてしまうリスクがあるため、必ず「軽く押す」ことを意識してください。

なお、背中など自分の指では押しにくい部位に関しては、仰向けになり、筋膜のコリがある箇所にテニスボールを挟むことで、同様の効果が得られます。

無理のない範囲で、心地よく感じる程度の圧をかけるようにしましょう。

【短く押す】

筋膜のコリを押す際は、「押す時間」にも注意が必要です。

1回の指圧する時間は20秒~30秒程度で、2〜4回ほど繰り返すと効果的です。

指で押している間は、「バターがじわっと溶けていくようなイメージ」で、ゆっくりと筋膜のコリを緩めていきましょう。

押しているうちに、ズーンとした痛みが次第にやわらぎ、やがて痛みそのものが感じられなくなっていきます。

「あれ?さっきのコリはどこだっけ?」と思えるほどに違和感や痛みが消えたら、その部位のケアは完了です。

ただし、長時間押し続けると、筋肉や皮膚を傷めてしまう恐れがあるため、押す時間は短く・適切にとどめることが大切です。

【頻繁に押す】

筋膜のコリは、1回の施術や自主トレーニングだけで完全に解消するものではありません。

継続的にケアを行うことで、少しずつ改善していくのが特徴です。

特に頑固なコリがある場合は、1日に6〜12回程度のケアを行うことをおすすめします。

効果的なタイミングとしては、「就寝前・起床時・夜中に痛みで目が覚めたとき」といった「筋膜がこわばりやすい時間帯」に行うと、より高い効果が期待できます。

こうしたタイミングでこまめにケアを行うことで、頑固な筋膜のコリも徐々にやわらぎ、症状の改善につながっていきます。

注意点としては、「やりすぎ」や「やらなさすぎ」を避けることが重要です。

やりすぎると筋肉や皮膚を傷つけてしまう恐れがあり、逆にやらなさすぎると改善が遅れてしまいます。

とくに施術直後の3日間は、筋膜が変化しやすいタイミングです。

この期間に集中的に筋膜のコリをケアしていただくことで、施術効果をより長く維持することができます。

【筋膜のコリをほぐしたら軽く動かす】

筋膜のコリをほぐしたあとは、その周囲の関節を軽く動かしましょう。

コリがあった部分では、筋肉がうまく伸び縮みできず、動きが悪くなっていることが多いです。

そのため、ほぐれた筋膜の近くの関節を動かすことで、筋肉や筋膜の動きを促し、よりスムーズな状態に導くことができます。

例えば、太ももの筋膜をほぐした場合は、膝関節を数回ゆっくりと曲げ伸ばししてみてください。

このように軽く動かすことで、筋膜が再び硬くなるのを防ぎ、良い状態を保ちやすくなります。

【筋膜をほぐす時の注意点】

筋膜をほぐす際に大切なのは「必ず自分の身体に意識を向けながら行うこと」です。

たとえば、テレビを見ながらや会話をしながら行ってしまうと、注意が外に向いてしまい、無意識に強く押しすぎてしまうことがあります。

その結果、筋膜や周囲の組織を痛めてしまう可能性もあります。

筋膜のコリを押すときは、力加減に注意しながら、コリがじんわりとゆるんでいくのを感じながら行ってください。

【まとめ】

筋膜のコリは、正しい方法でほぐすことで、正常な状態をたもちやすくなります。

筋膜のコリのほぐし方
  • 軽く・短く・頻繁に押す
  • ほぐしたあとに軽く動かす
  • ※体に意識を向けながら行う

「筋膜のコリ」をケアする際には、コリの場所を正しく把握し、軽い力で、短時間の刺激を頻繁に行うことが大切です。

ただし、痛みや不調の根本原因である「筋膜のコリ」をご自身で正確に見つけるのは非常に難しいものです。

そのため、まずはなかにし筋膜整体で筋膜のコリを特定してもらい、施術後のセルフケアについては、この記事を参考にして実践していただければと思います。

無理のない範囲で継続することが、回復への近道です。

痛みのない快適な毎日を目指して、日々のケアを続けていきましょう。