あなたの姿勢はどんな姿勢ですか?

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「姿勢」は多くの方が気にされていることの一つです。

私も職業柄、患者様や利用者様から「私の姿勢は良いですか?」「正しい姿勢になっていますか?」とよく質問を受けます。

この記事では、理想的な立位姿勢についてわかりやすく解説し、ご自身で簡単にできる姿勢チェックの方法や、よく見られる不良姿勢について紹介していきます。

【理想的な立位姿勢とは?】

理想的な立位姿勢

理想的な立位姿勢とは、無理なく体を支えられる安定した姿勢です。

理想的な立位姿勢の目安
  • 体が一直線になっている
  • 左右対称である
  • 体重が均等にかかっている
  • どちらの脚からでもスムーズに一歩を踏み出せる

見た目では、耳・肩・腰・膝・くるぶしが一直線に並び、左右対称になっている姿勢を指します。

機能的には、左右どちらからでも自然に動き出せる状態をいいます。

この姿勢に近づくほど体への負担は少なくなり、動きやすく疲れにくい体になります。

【ご自身の姿勢をチェックしてみましょう】

それでは、ご自身で姿勢をチェックしてみましょう。

壁を使えば、誰でも簡単に姿勢チェックができます。

理想的な立位姿勢|垂直性のチェック
垂直性のチェック
  • 壁に踵・お尻・肩甲骨・後頭部がつく
  • 腰は手のひら1枚分のすきまがある
  • 体重が足裏全体に均等にかかっている
理想的な立位姿勢|左右対称性のチェック
左右対称性のチェック
  • お尻や肩甲骨の当たり具合が左右同じ
  • 手の位置が左右同じ
  • 足裏にかかる体重が左右同じ

これらを確認することで、自分の姿勢の傾向や左右差を把握できます。

【よくある不良姿勢】

代表的な不良姿勢には「猫背」と「反り腰」があります。

同じような姿勢でも体格や生活習慣によって現れる特徴は異なります。

まずは基本的なパターンを知っておきましょう。

【猫背姿勢について解説】

猫背姿勢のデメリット

猫背姿勢とは、背中が丸まり肩が前に出る姿勢のことを指します。

胸がすぼみ頭が前に出やすいため、見た目としては背中全体が丸く見えるのが特徴です。

長時間のデスクワークやスマホ操作で起こりやすい姿勢です。

猫背姿勢のデメリット
  • 頭が前に出て首や肩がこりやすくなる
  • 肩甲骨や肩関節の動きが制限される
  • 胸が圧迫され呼吸が浅くなる
  • お腹がつぶれ内臓機能が低下する
  • 膝がO脚になりやすい
  • 膝が曲がり太ももやふくらはぎが張る
  • 重心が後方に偏り後ろにふらつきやすい

【反り腰姿勢について解説】

反り腰姿勢のデメリット

反り腰姿勢とは反り腰は、腰のカーブが強調され骨盤が前に傾いた姿勢を指します。

お腹が前に出て、腰が大きく反ってお尻が突き出して見えるのが特徴です。

女性に多く、ヒールをよく履く人や腹筋が弱い人、姿勢を正そうとして腰を反らしすぎる人に多くみられます。

反り腰姿勢のデメリット
  • 背中の筋肉が張りやすくなる
  • 腰の疾患が出やすい
  • 下腹が前に出て内臓が下垂しやすい
  • 骨盤が広がりお尻が大きく見える
  • 膝が過伸展し下肢の筋肉が働きにくい
  • 下肢の循環が悪くなりむくみやすい
  • ふくらはぎが張り足首の動きが悪くなる
  • 重心が前方に偏りつまずきやすい

【まとめ】

姿勢は誰にとっても気になるものです。

理想的な姿勢であれば体への負担は少なくなりますが、実際には生活習慣や仕事、利き手の影響、骨格の違いなどにより、年齢とともに少しずつ崩れていきます。

同じように見える姿勢でも、体の中身には個人差が大きいため、一人ひとりに合った調整が必要です。

当サロンでは、骨盤のゆがみや重心の偏りを含めて丁寧に姿勢を評価し、それぞれに最適な姿勢へと導いていきます。

もし姿勢や長引く痛みが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

間違った背筋の伸ばし方をしていませんか?についての記事は、こちらからどうぞ